なぐりがきパラダイス

あいするってなんだ

やっぱりスルーはできない処遇のハナシ

やっぱり国民的スターといえば、SMAPをおいて他には居ない…と思ってしまう世代です。

事務所を離れる=番組が終わる(外される)というのは、一般的なBtoBで言えば自分についてたクライアントを連れて行ってはいけない営業さん的な発想と同じと言われればそうなんだけど。彼らも基本的にはBtoBだしね。
でもそういうことではなく。

あの業界のなかで事務所の力を強めたといっても過言ではない、あれだけの功労者をこんな形でしか送り出せないんだなぁという悲しい気持ちはつきまとってしまう。

24時間テレビの事前番組では、歴代パーソナリティーとしてSMAPの映像には6人映っていたけれど、個人名とともにアップの映像が出たのはつとぷだけ。現時点で既に事務所を離れている森くんは一旦置いておいたとして、稲垣くん、草剪くん、香取くんが映されないのは違和感しかなかった。チャリTシャツにしても香取くんが取り組んだことはほとんど触れられなかった。 しまいには、24時間テレビ内で欽ちゃんだけで仮装大賞やっちゃうんだって。香取くんが10年もずっと一緒にやってきたのに。

27時間テレビでは、「さんま・中居の今夜も眠れない」がコーナー自体カットに。さんまさんがラジオで「(全部収録になる状況でも)ここだけは別でやりたいと言ったけど、J事務所NGだった」と。放送日が9/9で「3人の退所日と重なるから、生放送で喋らせるのは危険と判断したんじゃないか」とコメント。フジテレビ側はこれを否定しているけど、まぁみえみえだよね。

去年1年間のSMAP解散報道で、業界のブラックさがもろに露呈してしまったことで、今年は派閥ありませんよ!っていう絡みがTOKIO・嵐を中心に本当に多いし、グループの垣根を越えて仲良しでぇす!みたいなキャンペーンしてるけど。

もともとグループを越えた仲なんですよ。Jr.時代を共に過ごしたりバックについてたりしてるんだから。あくまで派閥を作ったのは、タレントではなく社員側のハナシ。
TOKIO冠番組TOKIOカケルSMAPの名前を普通に出して話せることが救いだなぁと思えるほど、事務所の消し去り方は凄い。
SMAP兄さんとの共演は、ほとんどのグループで難しかった。。。
大トリだったりすることもあったけど、音楽番組でも時間帯が違ったり、FNSではそれまでわんさか居た後輩グループがSMAPの出番になったらみんなはけて居なくなっていたり。。。

きんきが緊張しながらSMAP兄さんの前で歌う姿、そして見届けてくれる姿がとっても好きだった。もう見れることはないのかと思うと本当に悲しい。

自坦の大切な大切な先輩、SMAP
きんきは6人の背中をみて、学んで、謙虚であることや努力をすること、後輩にどういう姿を見せるのかを教えてもらった。ほんとうにほんとうに偉大な先輩。そんな先輩がこんな形で業界を生きていくことになるのを、2人はどんな気持ちで見つめるんだろう。

あとね。きんきの円盤のWアンコ終わりに「またお会いしましょう!」「バイバーイ!」と言ってステージを去っていく姿を見るとね、SMAP兄さんもこうやって去って、スマヲタのみなさんも当たり前のように「またねー!」と思って、、、それが最後のコンサートになるなんてSMAP兄さんを含めて誰も想像していなかったはずで。こんなに辛いことってないなと。

いま状況はぜんぜん違うけど、きんきも2人揃ってステージに立てなくて、ウィアコンの円盤見ては、この景色が当たり前に見られると思ってたんだよね。20周年の記念品は涙なしには見られなかった。。。いまは見られない当たり前のように映るその姿が、嬉しくも辛かった。

また会うこと、揃ったステージを見ること。それが(少なくとも数年は)叶わないSMAP兄さん。
いつまでも待ってるけど、ぜんぜん待てるけど、寂しいし、解散・退所という現実がもっとも悲しかったけど、こうなってしまった以上、事務所の功労者を、国民的スターを、気持ちよく送り出してほしかったのに。