なぐりがきパラダイス

あいするってなんだ

最前列! 舞台「Endless SHOCK 2018」 観劇した

(まずはじめにこのエントリーではほんのりとネタバレが含まれていますが ちゃんとしたネタバレでもなく かといってポイントをついていて読み応えがあるものでもなく ただひたすら最前列がやばい!っていうことだけのためにネタバレが放り込まれている性格のものです)

タイトルでネタバレしてるのでアレですけれど 2018年のEndless SHOCKがまさかの最前列だったんですよねーってお話です。
で まず先にお伝えしておくのは その席からの見え方について。わたしは少しサイドめから観たので 残念ながら演出の全体像はみえてませんでした。気づいたら座長は後方でフライングしてたり ドライアイスからふぁーってフライングしにいったりしていて見逃しているところもたくさんあります。それと引き換えに(?)ドライアイスだったり薬品の匂いだったりとけっこうリアルタイムでいろんなものが舞台からやってくるそんな体験をしますw

で ですね。わたしこれまでEndless SHOCKなるものはずっと2階席で観覧してきたのです。なので1階とかもはや前列側がどんなことになってるかとかまったく把握せずにSHOCKを見てきたんですよね~。基本舞台のセンターに視線があって 多少左右にふる程度。客席側からコウイチが出てくるのも舞台にあがったところからちゃんと見てるくらいそこまで細かい部分みてこなくて。誰がどんなタイミングで動き出すのかなとか とにかく全体感での演出をみたいと思うタイプだったんですよ。

それで おばかさんなので観劇の前日の夜に仕事を終えて子どもにご飯を食べさせたあとようやく座席表を見てみたんですよね。しかも帝劇の通常座席表Ver.の座席表を。座席にこだわりがないので チケットが届いてもたいしてよく確認もせずに居たんです。(SHOCKに詳しい方ならこの帝劇Ver.をみていた時点でわたしのおばかさん具合がお分かりになろうかと思います)

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わたしが座る予定の座席が赤いマークのしてあるところ。今回 1階なんだなあとは思ってたけれどA列って前から4列目なの!?めちゃめちゃ近い~っ!観劇側なのにむだに緊張しそうだなあ~!と思ってたんですね。これは普通に考えると神席枠なのでは?なかなか巡ってこない珍しい経験ができるのかしら!くらいに思っていたんです。

んで、当日ランチをしながらふとSHOCKのサイトに立ち寄ったんですよ そしたらこちらにも座席表リンクがありまして。SHOCK時には座席の名称(それに伴う価格)が変わることくらいは認識していますが、わたしはFC枠でしか観劇しないのでS席しか経験がないわけです。「通常あるB席がなくなってS席とA席だけになるっていう変更を示したものだろうけどまあ見ておこっかな~」なんてものすごく軽い気持ちで覗いたのですよね…

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あれ? え? XA列~XC列がごっそりなくなってる… おーけすとらぴっと? え? わたしの持っている1階A列の前に席ないの…!?!?!?!?えええええええええええ!!!!!

ってなったのが、開演2時間前←

S席とA席になるという変更は知っていたのに オーケストラピットの存在がなくなる場合があるという注釈には目もくれずだったのです。

いやもちろん書いてはありますよ?帝劇さんのミスとかではもちろんありませんよ?

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f:id:zenmaineji:20180215145603p:plain ※無理に大きくするから解像度がゲキワルですけれど

でも「場合がある」であってそうじゃないかもしれないじゃん?(←ただ無知なだけ)っていうかX列があったとてじゅうぶん前の方だからさあ?こちらとしてはそれでもけっこう勇気をふりしぼってきてるわけですよ。っていうかもうよく分からないテンションになってるのでやや逆ギレ気味なのですよね。この気持ち分かってー?分かってくれる人ーーーー!(急な呼びかけ、サンキュー!オーディエンスー!)

この衝撃の事実に気づいてしまった瞬間から30分くらいはよく分からない拒絶反応のようなものがでてきますよね。座長をそんな至近距離からみるとか無理じゃない?イノチ持たなくない?という意味での無理。しかしもうこうなったらジタバタしても仕方がないのでとりあえず劇場内に入り分厚いパンフと座長ポスターを購入して着席して視界を確認したんですよね。
そしたら「オーケストラピット」なるものがそれなりに幅があったので 近いは近いけれどまあイケそうだなっと一旦ホッと胸をなでおろしたのです…いやそれでもめっちゃ近いけどね?お誘いした同僚も「わあほんとうに近いね!」と喜んでくれたのでよかったなあと思っていたんです。
で。いざオーケストラがあがってきて指揮棒が振られて演奏がはじまって。わあ いよいよSHOCKの幕が上がるわあ!ってキラキラした気持ちになって浮かれていたわけです。

演奏が盛り上がりを見せた後 オケのみなさん演奏しながらセリが下がっていっちゃったので まあそうか視界的には気になるから少し下げて視界に入らないくらいで演奏するのか とか思って気を抜いてたら オケさんたち完全に視界から消えてしまって そのうち空の舞台がせりあがってきたんですよね…

空のセリ…要するに急に舞台が伸びたのですよね。

え?ちょっとまって。

オーケストラピットなんじゃないの!?えええええええ?これここまで舞台になる感じだけけど!?!?!?それは聞いてなくない?

「ミュージカルの場合、XA列~XC列はオーケストラピットになる場合があります」

とは書いてあるけれど

「そのオーケストラピットが舞台になる場合があります」

って注釈はどこにもなくない!?!?!??!?!誰 これ考えた人!!!!(見当はつく)

と思ったらときにはその伸びた舞台のすぐ先にユウマが立っていて。え?裸眼なんですけど…汗もはっきりくっきり見えますよ…?なにこれ夢?夢なの?とかあれこれ思ったいたらば気づいたらコウイチが飛んできたよね←

最前列やばい

ほんとにぶつかる!!!!と思って小声で「わっ!」って言ってしまったくらい最初のフライングは走って向かってきたのですよ…めちゃビックリした…めちゃめちゃ怖かった…気づけばコウイチは優雅にフライングしながら歌ってらっしゃって「あ、無事に飛んでるね」と思ったわけですが(あたりまえ)

そんなこんなで もうおっかなびっくりな状態で目の前をみることになったのです。すぐ目の前でバクチュウとかするからほんと仰け反っちゃう…そう殺陣のシーンとかもう迫力があるとか通り越してもはや怖くて。 しかも、殺陣の通路をコウイチが通るその通路側だったんで、、

コウイチが真横を通過してステージに上がっていきましたよ…

え 最前列やばい

普通にあがったけど 段差が段差って呼べないくらい高い位置にある段差ですけれど?っていう驚きをしたよね。あの段差 普通の舞台ならばひとつ手前に補助の階段がつくと思うのです。それ外しちゃってるんだなあ わたしアレほぼ助走なしでいけるかなあ、、、たぶん無理だな あれ乗るだけでもわたしならばケツ筋が壊滅するなってそればっかり考えてしまいました。(演技見ろし)

とっても美しいでおなじみ腕一本で支えるで布フライングでは

ふぁっさーって頭に布が当たりましてね

周りのかたがたも頭が触れておられました。これほど間近で見られた挙句 布に触れられる(正確にはあたる)だなんて豪華すぎる。なんということでしょう。。。
これまで全体を見られる席の方が演出がちゃんと分かって好き!と思ってきたので(そういう風に作っているだろうし)前列がいいとかなんとか思ったこともなければオペラグラスを持ったこともない観劇タイプなので、だいぶカルチャーショックでしたね。また前方がいいか?と問われるとやっぱり全体の演出が見えるほうがいいかなあとは思いはしました。だいじょうぶめったにできない経験だからできてよかったなと冷静には思っています。
これまでにもSHOCKを観てきたわけなので 冷静に考えればオーケストラピットがママあったら客席側からコウイチが舞台にあがる演出できないじゃん!とか思えるわけです。冷静に考えれば ね。冷静さが保てるわけがない。2階席でたいして舞台使いを把握せず優雅に見るが定番だったわたしがとつぜん最前列だったんですから…

だから 最前列やばい

そしてもちろん泣きますよね。どうがんばっても泣く。コウイチの居ない未来をどうしたらなくせるの。。。コウイチが生きるストーリーにはなりませんか座長、、、、(きっとむり)なんといってもとにかく悲しいんだもの。。。あんなに帰ってきたことを喜んでたのに自分の命はもう失われたあとだなんて、、、あんあにキラキラしていたカンパニーがすれ違って悲劇を生むなんて。もうほんとうに悲しすぎる。正直 フェイクなストーリーだしリアリティはないのにどうして感情を持っていかれるのか何度見ても不思議です。(わたしはリアリティのないストーリーがとっても苦手なのでSFとかも基本入ってこないタイプ)

んで忘れてましたけど。
コウイチがまあ綺麗なこと。どんなシーンでもとにかく綺麗!あんなにキツそうな殺陣も疲労の極みと思える太鼓も。ちょっと首元とかに流れる汗がまあキラッキラで。腕の筋肉もこもこでおなかも綺麗!しかし横向いたら薄いっっっ!ユウマと向かい合わせのシーンでまん前にいたのですが、薄いっっっ!そして相変わらずお尻がないっ!←こら
そして動きすぎ!いろんなことやりすぎ!!!いつも感動するけれど 近くで見るとどれだけ動いているかっていうのが本当にリアルに伝わってくるのですよね。腕一本でフライングして帰ってきて激しいダンスしてから太鼓叩いてさらに大太鼓叩いて 衣装がえに飛び降りてすぐさま衣装チェンジして出てくるってあの数分だけでもなにやってんの!?

なに コウイチって3人くらいいるの!?!?*1

ってなりますよね。分かってはいるんだけど何度見てもなるよねええええええええ。
同じように殺陣も意味が分からん。。あんなにたちまわるの無理だよ?15分間ほぼノンストップなコウイチ。どうなってるの!?小さな動きがぜんぜんなくてほぼ全身使って動いてばかり、、んで重たい衣装まで着込んでるの!?わたしは2分30秒の世界で生きてきたので 4分のフィギュアスケートでさえ未知の領域なのですよ それが15分て。。。なにそれ状態。
それから フライングして空中に飛び出したり 舞台の一番前にいたと思ったら一番後ろのセリに乗ってたり 客席側から出てきたり2階席に乗ってみたり ひとりだけ劇場内を移動しすぎじゃない?コウイチの移動経路を線でつないでみてみたい。その柄のタオル欲しくない?グッズで出してほしいー(急に)体力オバケといわれる所以ですよね。。どうなってるんだほんとうに。

誰なのこんなに過酷な演出をシングルキャストの役者に課してる人!(見当しかつかない)

舞台中 座長はコンコンと咳をされていて苦しそうにしている瞬間が何度かありました。間近だから辛そうな表情もよく見える。。。という場面で心配していたら ひょいっと乗れるはずのスツールに登り損ねて思わず自分で笑ってしまい(演者も客席も笑ってる) 歌を歌い続けられないというハプニングも発生w ハットをマツに投げつけて当たってました 照れてるお顔がほんとうにかわいいしなにより

体力オバケな一面とのギャップがすごい

とにもかくにも 初めて最前列で観たSHOCKは

迫力がとにかくすごい

そしてその迫力が届く分だけとにかく悲しい

ひとりひとりの演技が丁寧で そしてどうしたって泣いてしまう 辛くも大事なメッセージを伝えてくれる舞台。100人近くのキャストが作り上げる舞台。この先もどうぞカンパニー全員で走りきれますように。

有難いことにご縁をいただいて3月にも観にいく予定があるので (しかも次回も1階らしい)また大事なメッセージをいただきに伺いたいと思います。そしてみおリカやユウマ わたしの先輩のあれこれについては次回の観劇レポに含めたいな。

さいごにもう一言だけ

だから 最前列やばい

ドセンターじゃなかったのが救い…(もう意味不明)

*1:記者会見で「『堂本さん』っていうのはほんとうにお一人なの?と思うほど」という久野さんのご発言に「『堂本』っていうのは2人いるんですぅ」ってつっ込むこーたん めっかわだった…ソロ期に相方出すの珍しい~